物語りの滑り出しは出会い系サイト、
これ、書いてる自分に酔ってない?
というか、けっこうな上滑りなんだけど…
という印象だった。
ヒロイン登場までは。

ヒロイン沙希が登場してから物語が動き出す感じ。
終始、主人公永田くん視点からの結構一方的な
感想、感情、迷いなどなどで彩られるのだけど、
これがまた、なんでそんなにひねくれる?
と思うような思考で、読んでいてイライラした(^^;

主人公は演芸作家という設定なのだが、
その主人公の物語の作り方が
前衛的というか、抽象的というか、
僕の知らない世界だったなぁ(^^;

沙希がいてくれたので、
読み進めることができたという感じか(^^;

そういう思い方をする人間もいるのかもしれない。
と思えば、まあ日常の恋愛モノとして、
普通に読める話だと思う。

Amazonレビューを見ると、
「泣いた」って感想がちらほらあったのだけど、
残念ながら僕は泣けなかった。
たぶんツボが違うのだろう。

又吉氏の作品としては「花火」の方が好きかな。