築地の移転問題なんかでよく「安心安全」ということばが使われる。
食品衛生の問題が語られるときに言われる「安心安全」。

ずっとまえから疑問に感じている。
安心と安全ってセットでいいのだろうか。
安心してしまったら、出会い系サイトは安全ではないような気がする。

よく、防災の分野で標語的につかわれるのは「正しく恐れる」ということばだ。
寺田寅彦の随筆からとられたもの。

防災は生命の危険と直結した分野だから、「恐れる」ことが前提になりうる。
それもできうる限り「正しく」恐れる。そのことが肝要になる。

安心なんかしてたら、しんじゃうよ。
恐れていなければ、安全というものは担保されないのではないか。

安心ってきっと、宗教心にちかい。信じること。
確かなエビデンスに基づいたもんなんかじゃない。

不安は問いを派生させるが、安心しているとき、ひとは考えない。
無意識に、信じている。逆に言うと、考えないから安心できる。

恋愛なんかの場面では、若い時分だと、不安が大きい。
実際に相手に聞くかどうかは置いといて、不安な恋愛者には、ある疑問が必ず頭に浮かぶ。